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きぼーる便り

これからのきぼーる

──千葉市としては、今後どのようにきぼーるに関わっていくのでしょうか?

中田さん:先日、このビルの関係地権者で構成する、法定の管理組合が設立しました。この管理組合は、設立と同時に役員を選出したわけですけれども、千葉市の副市長が千葉市を代表して、また権利者を代表して理事長に選任されました。千葉市としてもきぼーるは、相当の覚悟と意識を持って管理運営を行っていく。そのためにも、千葉市のトップである副市長が、先頭に立って理事長になった訳です。運営に関する、心意気、心構えが、役員選任に現れているのではないか、と私は思っています。

──今後のきぼーるのソフト面での千葉市の考えをお聞かせ下さい。

中田さん:きぼーるの建設コンセプトの一つに情報発信の拠点というものがあります。情報発信の拠点というのは、施設の中の情報を発信するだけではありません。千葉市の中心市街地や市の周辺など、市全体のコンテンツを全部含めて、千葉市全体が互換性を持つような、情報発信の拠点にしていきたいと思っています。最初は「官」にシフトした運営で進めていきますが、徐々に「民」を主体にした運営に変えていきます。近い将来、周辺の商店街や市民団体などと共同運営ができることを願っています。

──かつての中央区での賑わいが、きぼーるで取り戻せるといいですね。

中田さん:千葉の中心市街地は衰退していると言われていますが、中心市街地の落ち込みは全国的な視野で見た時には、さほど落ち込んではいないんですよ。最盛期の栄華からみたら、確かに落ちているけども、区域内に住まわれている人口は徐々に伸びているんですね。だから、千葉の中心市街地っていうモノの持つ底力は失われていないんですよ。ただ、昔、栄町地区が賑わっていたものが、富士見町地区に動線が流れているという、構造の変化はあります。

そういう現状だとか構造の変化を、しっかりと多くの人が認識し、千葉には底力があると分かって欲しいですね。また、きぼーるのオープンが千葉の皆さんに対して一つ起爆剤となり、改めて関係する方たち、商店街の人たちの持っている底力が発揮されるといいですね。そうなるように頑張っていきたいです。

(2007年7月)

中田 文昭

昭和24年千葉県生まれ。千葉市動物公園や千葉市若葉区野呂町にある泉自然公園、千葉マリンスタジアムなど、千葉の数々のプロジェクトに千葉市役所員として携わる。現在千葉市都市局都市部まちづくり推進課長事務取扱・技監。